南庄老街へ
南庄老街では、古い郵便局、東村宿舍など日本統治時代から残る建物は必見です。桂花巷では特産の桂花釀(キンモクセイ・シロップ)をお忘れなく。豬籠粄(野菜まん)、ゲットウちまき、桂花冰鎮湯円(キンモクセイシロップ入り冷たい白玉)、擂茶(擂り茶)、豆干の醤油煮込み、客家菜などの客家グルメも外せません。
南庄文化会館(南庄老郵便局)
日本統治時代の台湾で最も早くに設置された郵便局の一つ。ヒノキ作りで、古めかしい日本式庁舍の風格を残している。
洗衫坑
「洗衫坑」はかつて住民たちが洗濯したり、野菜や果物を洗ったところです。上部には石製の洗濯板があり、質素倹約で働き者の客家人の暮らしを伝えています。
東村宿舍
80年余りの歷史を有する東村宿舍群は、台湾林業、樟脳業の栄枯盛衰を見つめてきました。日本式風情を色濃く残し、南庄老街で人気のチェックインスポットの一つです。
乃木崎
日本統治時代に台湾総督の任にあった乃木将軍が修復費用を率先して寄付。後に地元住民が力を合わせて石敷きの階段を整備し、乃木将軍を記念しようと、この古道を「乃木崎」と名付けました。
桂花巷
素朴で優雅な路地は今では観光客が詰めかける名所となっています。さまざまなB級グルメ、キンモクセイを使ったグルメも販売され、客家庄風情を存分に味わえます。
康済吊橋
南庄老街と南江老街をつなぐ康済吊橋からは、南庄溪谷が遠望でき、山間に点在する客家庄も眺められます。
豆乾
濃い味が多い客家グルメの系統に連なる豆乾はよく味がしみ、小口切りネギを散らし、特製ソースをかければ、おいしくてやめられない止まらない味です。
客家小炒(客家炒め)
この定番の客家料理は豚バラ肉、スルメ、豆乾を千切りにし、セロリ、ぶつ切りネギ、醤油、干しエビ、トウガラシなどで味付けし強火で手早く炒めます。香り豊かで、ご飯とお酒が進む醬油ベースの味です。
桂花釀(キンモクセイ・シロップ)
淡い黄金色のキンモクセイの蜜は花の香りを残しており、桂花釀(キンモクセイ・シロップ)、桂花冰鎮湯円(キンモクセイシロップ入り冷たい白玉)、桂花酢ドリンクに加工され、観光客に人気です。南庄老街のマストなお土産です。
糍粑(もち)
客家人がいう「糍粑」とは実は台湾で一般的な「麻糬」です。客家の糍粑は餡を包まず、糍粑を小さい団子状に丸め、ピーナッツの粉、すりゴマ、砂糖をまぶします。
北埔老街へ
台湾全体で史跡密度最高の客家庄の旧市街は、わずか200メートルの通りに7つもの史跡を擁します!ここでは石柿餅、擂茶(擂り茶)などの本格的な客家グルメが味わえます。素朴な北埔老街は歷史好きにおすすめの町です。
姜阿新洋館
ガイドに従い洋館へ。客家茶商人の歴史物語と北埔茶産業の発展史を探る
金広福公館
180年を超える歷史を有する「金広福公館」は国定史跡に指定されています。北埔を開墾した当時の人々の苦労を見つめてきました。
忠恕堂
この古民家は、周囲を囲む西洋風の塀と特殊な角度の門楼が、街並みに独特の味わいを加えています。リノベーションを経てアートスペースとなり、北埔の民家の様相と客家の文人気質を伝えています。
鄧南光影像記念館
「鄧南光記念館」は台湾撮影史上重要な客家人カメラマン鄧南光の一生と映像作品を収蔵しています。当時の撮影技術、北埔地方の発展史、台湾風土を保存する重要な文化遺産です。
北埔慈天宮
北埔老街にある慈天宮は、県定史跡としての文化的保存価値があるほか、門前にひしめくB級グルメ、特産品店が慈天宮を北埔老街でマストな観光スポットにしています。
老街古井
老街の路地裏に潜む「老街古井」には緑青色のポンプが残っており、レトロな風情がいっぱい。誰もが懐かしい子供時代を思い起こすでしょう。
客家野菜まん
皮はもち米を原料とし、もちもちとした弾力のある食感でほのかに甘く、干し大根、シイタケ、揚げた小口切りネギ、干しエビを包み、団子状にして蒸します。見た目が豚を入れる籠に似ているとして、「豬籠粄(豚籠もち)」とも呼ばれます。
北埔擂茶(擂り茶)
擂茶(擂り茶)の「擂」の字は研磨の意で、客家の人たちが客をもてなすときに用いたお茶です。陶製のすり鉢に茶葉、ピーナッツ、ゴマとさまざまな穀物を入れ擂ったあと、お湯を注いで混ぜます。好みで、米を入れることもあり、栄養豊富な伝統の飲み物です。
粄條(米きし麺)
粄條(米きし麺)は別名「面帕粄」。客家を代表する米を使った食べ物です。北部の粄條(米きし麺)は、在来米をペースト状に磨り潰して作るので、滑らかで繊細な食感ですが、どっしりとした満腹感があります。
柿餅(干し柿)
地形の優位と地元産物を利用することに長けた客家人は、新竹特有の「九降風」を利用しました。秋が旬の柿を用いて保存用の干し柿を作ったのです。干し柿は皮が薄く弾力があり、柿の風味と味わいをしっかりと残しています。
アブラギリの花祭り
3-5月
雪が降るのは冬だけではありません。每年春から夏にかけて舞い散る、アブラギリの花雪も期待を裏切りません!静かな古道を散策すれば、雪のように白いアブラギリの花が舞い散る様子が見られます。各地の客家庄では、この時期にあわせてイベントも開催しています。林に分け入り、客家庄の春を満喫しましょう。
どこで見る?アブラギリの花:
ホタル観賞
4-5月
春から夏にかけてはホタルの季節。森の夜はにぎやかになります!点々と青白い光が舞い踊る幻想的な光景は、うっとりするような美しさです。
どこで見る?ホタル:
有柿来找茶(柿と茶を楽しむ)-石柿膨風祭り
10月
北埔で開催される「有柿来找茶(柿と茶を楽しむ)」石柿膨風祭りは、干し柿干しと現地の膨風茶をつなぎ、干し柿をお茶請けに客家文化をご体験いただけます。