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午前】
湖口仁和歩道、茶香歩道秘境
新竹湖口老街に隣接する仁和歩道は全長967m、石段は緩やかで歩きやすく、大人から子供まで楽しめる遊歩道です。毎年春の桐の花シーズンは両脇に雪のように白く満開する桐の花と、舞い落ちる花びらで白く染まった山林の景色はまさにロマンチックで美しい。

仁和歩道と直通する茶香歩道は、2023年年末に完成したばかりの全長2.3㎞の秘境歩道で、過去は装甲部隊の訓練基地でしたが、現在は一面に広がるお茶畑に囲まれた緩やかな遊歩道に。道中は案内図が設置されており、観光客は好きな楽しみ方で探索できます。
仁和歩道と茶香歩道ののどかな雰囲気を求めて多くのジョッキング好きと撮影愛好家が訪れ、桐の花の絶景はもちろん、雅なお茶の香りも味わえます。

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正午】
湖口老街散策(三元宮、老湖口天主堂、復興戯院)
かつて「大窩口」と呼ばれた湖口地区は平野部と山間部の境にある立地から貨物の集散地となり、清朝から日本統治時代にかけては鉄道の開通により栄えました。全長300mの湖口老街は旧駅の跡地で創建された天主堂から一番奥の県定古跡の三元宮までがいわゆる老街の範囲で、道幅10mの街道の両側には赤煉瓦の建物が立ち並び、街道に面する表はバロック様式で、縦長の構造は閩南式家屋建築の特徴を取り入れたもの。台湾で最も保存状態の良い古い町並みでもあります。

こちらの建物には現在でも地元の方々が住んでおり、かつての映画館だった「復興戯院」は外観を変えずに、客家料理を提供するレストランとして再生させました。また老街にはアートスタジオやカフェ、工芸品の店などもあり、レトロな街並みは香港のキョンシー映画の名作「霊幻道士」のロケ地にも選ばれました。湖口老街に来たら、アーケード回廊をくぐり抜けて、タイムスリップしたようなレトロな雰囲気を体感してみませんか。

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午後】
湖口老街で手作り体験
湖口老街には陶芸家・詹志良氏が創作・展示販売を行う「詹志良.陶玩」や木彫り工房浄木坊、瑠璃工房Ho Glassのような、古い建物で手作り体験が楽しめるスタジオが多く建ち並んでいます。質素で風情のある古い建物の中で、少し時間をかけて芸術家たちとともに自分だけのオリジナル作品を作ったり、地元有志団体とともに台湾の自然素材の新たな可能性を見出しましょう。