4.4八卦山脈の最南端に位置する「松柏嶺」は、土壌と気候条件が茶樹栽培に適しています。製茶の歴史は300年以上にわたり、今日の台湾における中低海抜の代表的な製茶エリアとなっています。この「松柏嶺ビジターセンター」は、観光案内サービスだけでなく、茶文化テーマ館を併設し、豊富な茶葉文化の知識と様々な茶文化体験を提供しています。
松柏嶺を一躍有名にした「松柏長青茶」
南投県名間郷の松柏嶺は旧名を松柏坑といい、茶葉との縁は清朝時代にまで遡ります。1975年、当時の行政院長であった蒋経国が芳醇な香りの埔中茶を試飲し、この茶葉を「松柏長青茶」と命名したことで一躍有名になりました。現在、松柏嶺茶区でよく見られる品種には台茶12号(金萱)、台茶13号(翠玉)、青心烏龍、四季春があり、台湾最大の茶葉産地となっています。
茶文化テーマ館で台湾茶の発展の軌跡を知る
松柏嶺ビジターセンター(茶文化テーマ館)に入ると、懐かしい雰囲気の茶席が設えてあります。重さ280斤の「台湾第一茶球」は必見です。展示館一階は台湾茶産業をテーマとし、台湾特産茶葉、台湾茶産地の分布を区分けして紹介しています。また、稼働するミニ製茶機械があり、製茶の複雑で精緻な過程をより理解することができます。
展示館2階では世界のお茶(六大茶類と世界中の茶葉産地)の知識展示と松嶺アートギャラリーです。香りコーナーでは発酵度の異なる茶が風味に与える影響を匂いで体感。松嶺アートギャラリーは定期的に展示が変わるアート展示エリアとなっています。
茶の香りに包まれる繊細な体験「茶薫六感」
「茶薫六感」は茶葉を全身で感じる癒し体験です。視覚(茶葉の淹れた後の変化を観察)、嗅覚(茶の香りを嗅ぐ)、味覚(茶湯を味わう)、聴覚(茶葉の広がる音を聴く)、触覚(触れる)、意覚(温もりを感じる)の六つの側面からの心身の体験を満たします。展示館に連絡して事前予約が必要です。