中港渓の傍にある獅頭山は、遠くから眺めると獅子の頭に見えることからこの名がつけられました。前山の獅頭と後山の獅尾は、それぞれ苗栗県南庄郷と新竹県峨眉郷にあり、最も高い場所は標高492メートルです。
豊富な自然景観があり、田園風景や美しい山や川などどれも眼下に収めることができるので、ハイキングに最適です。
その中で、旅の途中の休憩にピッタリな獅頭山ビジターセンターは、2001年に設置されました。主な建物は廃校となった獅山国民小学校の旧校舎を利用したもので、改装された後も客家文化の古き良き感覚が残っています。あまり大きくはありませんが、誠実で多様なサービスがあります。
センター内の獅山教室では、周辺の景観や登山道などのガイドマップを紹介し、体力とやる気にぴったりのコースを選ぶことができます。センター内では、リーフレット配布、エリアごとの簡単な紹介、観光スポットのフォトパネルなどもあり、様々なテーマごとに分類され、地域の観光について一目瞭然です。
伝統グルメパネルでは、筍子爌肉(筍と肉の煮込み)、姜糸炒大腸(モツショウガ炒め)など、多くの人に好まれるメニューを紹介し、大変好評です。これらの料理が客家料理であることを知らない人も多く、ここでの紹介を通じてさらに多くの人に広まることを願っています。
このほか、ビジターセンターではデジタル製品の充電サービスや簡易医療キット、Wi-Fi、自動車やバイクのバッテリーの充電器の貸し出し、ハガキ郵送代行など、皆様のためのサービスもご用意しており、さらに快適で安全なハイキングをお楽しみいただけます。
ビジターセンターの外には、可愛らしい水車と特色ある顔出しパネルがあり、訪れる人の撮影スポットとなっています。パネルの後ろに回って顔を出すと、美しい客家の女性の姿になります。また、木陰の椅子や水車のオブジェが整備され、屋外広場が素晴らしい休憩場となりました。