加里山は「台湾富士」として知られています。全長5800メートルの遊歩道の前半区間は、緩やかな上り坂になっており、道の脇にパイプ(水管)が通っている「水管路」のほか、かつて木材輸送に利用された軽便鉄道跡、底まで見通せるほどに澄み切った渓流など、たくさんの見どころがあります。
後半区間は、大きな岩がごろごろと転がっている場所や、絡み合う老木の根の間をよじ登りながら進む場所もあり、心して進む必要がありますが、山頂からは遠くの美しい山並みとその合間に漂う霧を望むことができ、山頂までの苦しい道のりをすっかりと忘れさせてくれます。
総延長(m):5800
行路時間(分):1日
沿道の主な見どころ: 加里山歩道を通じて、南庄地区の蓬莱、風美、鹿場にアクセスできます。沿道には、木材の伐採が行われていたころに使用されていたトロッコ軌道が残されており、林業で栄えていた時代を垣間見られます。一等三角点が設置されている山頂は、視野が開けており、遠くには雄大な雪山の稜線を、そして手前には鹿場大山を眺められます。