4.2十三間老街は、昔は南庄で最も人の多い街道で、昔は主要幹線道路でした。1963年の大型台風の際に浸水して水没し、住民が皆離れたことで没落していきました。最近になって、若者達が地元に戻ってきたこと、郷役所が関連予算を獲得して再開発の計画を立てたことの2つの条件がそろったことで、老街はかつての栄光を取り戻しつつあります。
この老街の名称の由来には様々な説がありますが、よく聞くものとしては、「あるおじいさんが通りかかり、道々に店舗を数えてみると13軒あったために名付けられた」という話、もう一つは、「老街にはちょうど13棟の長屋が連なっていたことから、住民がここを十三間と名付けた」という話があります。 十三間老街は、中山路60号から中山路144号まで続き、出入り口にはすべて赤レンガの柱の表示があります。オイルランプの形をした特徴ある街灯は、当時の石炭採掘がモチーフ。
また、壁には採掘や伐採の可愛らしい絵もあり、人気の記念撮影スポットです。街道の炭鉱をモチーフとしたデザインのほか、民家に掛けられた様々な木製の番地表札も朴訥とした味わいを添えています。木製の表札に添えられた、はさみと櫛、鉄片、太極マークなどの特別なアイコンは、それぞれ理髪店、鍛冶屋、占い館など、当時のお店の営業内容を表現しています。
精緻で見事な表札からお店の内容まで判断できるというのが、番地表札の大きな特長です。
十三間は、桂花巷ほどの人気がなく観光客も少なめですが、だからこそ静かで旧街並みにある時代の雰囲気をじっくり味わうことができます。まだ発展途中ではありますが、有志による努力により南庄の食材と文化の普及が行われ、現在では特色ある店も多数オープンしています。石鹸屋、窯焼きパン、ヘルシー饅頭のお店など、様々な新コンセプトが入ってきて、老街に新しい息吹を吹き込んでいきます。