北埔冷泉は、北埔郷の外埔村にあり、蘇澳冷泉と並んで台湾に2つしかない冷泉の一つです。蘇澳冷泉は、透明な泉質でCO2を多く含んだ炭酸水素塩泉で、水温は一年中10~20℃を保っています。北埔冷泉は、とても希少な炭酸と硫黄をどちらも含む炭酸硫黄泉で、わずかに塩味のする水には豊富なミネラルと硫黄が含まれ、肌にとても良い効果があります。
太陽光にさらされると徐々に黄褐色に変化するため、理由を知らない観光客からは、水質が汚染されたのではないかと誤解されるようです。 必ず訪れたい避暑地 暑い夏もひんやり 園内には吊り橋や東屋、足湯、2種類の深さで入れる冷泉があります。前方の大坪渓砂防ダムは有名なランドマークで、堤防上の水の勢いが強く、水が渓谷の巨石間を奔走する、非常に壮大な眺めです。毎年5月から8月には、涼しい冷泉に多くの観光客が避暑に集まるだけでなく、吊り橋からの俯瞰絶景も心身ともにリラックスできる素晴らしい観光スポットです。
古き良き北埔老街を遊ぶ 北埔老街は、台湾において古跡と歴史的建造物が最も密集する老街の一つです。とくに姜阿新洋館と金広福公館は、良い保存状態を誇り、訪れるとまるでタイムトンネルに入り込んだかのように、地元の豊かな歴史を堪能することができます。様々な集落文化の風情とともに、地元の伝統グルメもぜひお楽しみください。干し柿、手作り擂茶などを求めて、休日には大勢の観光客が訪れます。 ロマンティックなホタル観賞の旅 北埔冷泉は、天然の避暑地ですが、ホタル観賞の秘境でもあります。北埔一帯は、比較的最近に開発が始まっていることから、原始の豊富な自然を留めています。毎年4月下旬から5月には、大勢の写真愛好家が押し寄せ、ホタルの群れが飛び回る幻想的なシーンを撮影しようとカメラを構えています。ホタルを観賞する際には、必ず次の注意事項をしっかりと守ってお楽しみください。
ホタル観賞時の安全のための注意事項
1. 夜は夜露が多く冷えるため、暖かくして体を冷やさないようご注意ください。
2. ホタルを驚かさないよう、フラッシュや強いライトを使用しての撮影はご遠慮ください。
3. ライトがホタルを直射した場合の衝撃を減らすため、懐中電灯には赤いフィルムをかぶせてご使用ください。
4. 生態環境の保護のため、絶対にホタルを捕獲して持ち帰らないでください。